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企業の外国人雇用に関する理解を高めることがアルバイト不足を救うカギ?

今回取材に伺ったのは、アルバイト求人情報サービス「an」や「LINEバイト」を運営している株式会社インテリジェンスの「an」編集長の上土さんです。

多くの人がアルバイト探しで用いるこれらの媒体を運営しアルバイト業界の中心に位置する存在から見る、アルバイト業界の現状や外国人雇用の位置づけについてお聞きしたいと思い、取材させていただきました。

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(左から3人目が上土達哉編集長)

 

—-今回はアルバイト市場と外国人労働者の関係についてお話を聞きたく思い、取材させていただきました。よろしくお願いします。

 

上土さん(以下上土):いいテーマですね。今、企業側は学生やフリーターなどの顕在ターゲット層を狙うのは厳しくなってきており、それ以外の層を狙うしかないという現状になっています。女性の社会進出も活発になってきており、M字カーブのへこんでいる部分も徐々に顕在ターゲット層になってきています。そう考えると、潜在層となっているシニア層、外国人層はいいターゲットですよね。

 

—-ありがとうございます。では最初にインテリジェンスさんのアルバイト事業、目指しているところについて簡単に教えてください。

 

上土:インテリジェンスのアルバイト事業の主は、求人メディアで、企業の採用支援と求職者の支援を行っています。全国展開とweb以外に紙の媒体があるのが特徴ですね。「LINEバイト」もリリースしており、スマートフォンに特化してサービス展開ています。

私たちメディア事業では、ビジョンとして、「はたらく、明日を、らしくする」という言葉をを掲げています。様々な人がいて、人によって働く目的が違う中で、その目的に合わせた機会提供を目指しています。

 

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—-具体的な話に移っていきたいのですが、特にどの業界でバイトが特に不足しているのですか?

 

上土:コンビニ、工場なども不足していますが、特に不足しているのは外食産業ですね。

外食産業は業界として利益率が低く、人件費率が高いので人件費が上がると利益が出にくい構造になってます。一方で参入障壁が低いので新規参入が多く、人材獲得競争が激化しています。

利益率が低いので、外食産業は時給を上げ続けて競合優位性を出すという措置をとれず、バイト不足が解決しない状態になっています。

 

—-外食産業のアルバイト不足が深刻とのことですが、原因は時給を上げられないこと以外にありますか?

 

上土:そうですね。まず利益を出すために人件費を抑える必要があり、非正規雇用が増えているという流れがあります。その結果アルバイトの求人数が増え、企業がアルバイトを取りづらくアルバイトが不足する原因となっています。また、少子化の影響から労働人口が減少しており求職者が減っていることも原因となっています。外食産業ではさらに求職者たちが他の時給の良いところに行ってしまうので、よりアルバイト不足が深刻になっていますね。

 

—-ではアルバイト不足の解決策として何があると思いますか?

 

上土:世の中は、シニア層と外国人の層を狙っていると思いますね。ただ、語学の壁とパイの大きさを考えるとシニア層が先になるのではないかと思っています。

 

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(JapanWorkの取材メンバー)

 

 

—-外国人雇用にチャンスがあるというお話でしたが、外国人アルバイトの雇用はここ数年伸びているのでしょうか?

 

上土:確実に伸びていますね。先程も申し上げた人手不足が深刻な外食産業などの接客系と、日本語が不必要で業務がマニュアル化されている工場などの非接客業で特に伸びていると思います。また、外国人観光客の増加に合わせて観光地での積極的な採用も進んでいますよ。

 

—-特に外国人アルバイトの採用に積極的な会社はどのようなところなのでしょうか?

 

上土:外国人を雇用して成功した事例のある会社ですね。語学力のあるアルバイトが欲しい場合や人手不足が深刻な場合などに外国人の採用に踏み切った企業で、満足度の高かった企業では外国人雇用がさらに増えるという好循環が起こっています。

 

—-そのような企業では外国人をアルバイトとして雇うことでどのようなメリットを感じているのでしょうか?

 

上土:1つ面は人手不足を補える点、そして2つ目は真面目に働く方が多い点でしょう。

特に2点目のメリットが大きく、友達を作りにくるような日本人のアルバイトよりも真面目に働く方が多い傾向でます。それは、日本語やマナーを学びたいなど目的が明確で意識の高い外国人の方が多いからだと考えられます。

その結果、真面目で長期間働いてくれるため、新たにアルバイトを採用するコストも省くことができ、満足する企業が多くなっています。

 

—-一方で外国人採用に対しあまり積極的でない企業がいるのはなぜだとお考えですか?

 

上土:外国人雇用に関する理解度の低さが大きな壁になっていると思います。留学生であれば週28時間以上働けないといった壁や、雇用の際の手続きなど知らない企業が多いために雇用まで至っていないのが現状なのです。

 

—-今後外国人アルバイトの採用を促進するために重要なことは何だとお考えですか?

 

上土:企業が外国人雇用に関する理解度を高めることと外国人用マニュアルの作成を行うことが重要だと思います。雇用に必要な最低限の知識と雇用のメリットの実感がないので、外国人雇用という選択肢がない企業が多いです。そこで、成功事例を徐々に増やし理解度を高めていくことが必要になるのです。

また、雇用の際は語学の壁と常識の壁が大きいので、その2点の適用を促すマニュアルを作成することで障壁を小さくすることも重要だと思います。

 

—-外国人雇用が人手不足解決のカギになると思いますか?

 

上土:カギになると思います。頑張ってください!

 

 

上土さんのお話では、企業の外国人雇用に関する理解度を高めることが重要だということでした。今後JapanWorkは外国人雇用の土壌を作るべく、これらの課題解決に向けて活動を進めていこうと思っています。

 

(文責:JapanWork    JapanWorkの詳細はこちらから)

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